歯科医院でのホワイトニングはどんな感じなの?

輝く白い歯は清潔感があり好印象を与えやすく、しかも実年齢よりも若く見られたりするので憧れますよね。歯が黄ばんできたり、着色が目立つようになってくると頭によぎるのはホワイトニングです。
歯科医院でやってもらうホワイトニングがぱっと思い浮かびますが、そんな中、

「歯科医院にほとんど行かないからホワイトニングに行くのに抵抗がある」
「歯医者さんのホワイトニングってなんだか高そう……」
「ホワイトニングって痛いの?」

などの不安要素があり、歯科医院でのホワイトニングに踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、歯科医院でのホワイトニングはどんなことをするのか・値段の相場・注意点をお伝えします。

歯科医院のホワイトニングの流れ

まず、ホワイトニングがどんな流れで進むかを見てみましょう。下記のような流れになります。

1.ホワイトニングの説明・口の状態・歯の色確認
ホワイトニングが行えるかどうかを見るために歯の状態をチェックします。

2.歯のクリーニング
着色汚れがある、あるいは歯石がある人はホワイトニング効果が落ちてしまうので、ホワイトニング前に歯をクリーニングします。

3.開口器を装着して口を開けたままの状態に固定
途中で口を閉じないように開口器(マウスリトラクター)を装着します。

4.歯茎や唇に保護剤を塗る
歯茎や唇など、歯以外の部分が白くならないように保護剤を塗ります。

5.ホワイトニング薬剤を歯に塗る
歯の表面にホワイトニング薬剤を塗り、浸透するまで約5分ほど待ちます。過酸化水素水や過酸化尿素などの成分が含まれるこの薬剤は、歯の内部に浸透して歯そのものを白くします。

6.レーザー照射(約20分×3回)
ホワイトニング剤の効果を高めるためにレーザーを照射します。3回が一般的な照射回数です。

7.歯にフッ素を塗る
ホワイトニング後は歯が水分不足の状態で虫歯になりやすいです。フッ素を歯に塗ることで歯を強化し、虫歯を予防します。

ホワイトニングの施術時間は約1時間です。歯をどのくらい白くしたいかによって通院回数は変わりますが、1~2週間おきに2、3回施術するのが一般的です。その後は半年や1年に1回ペースでホワイトニングを受けると綺麗な白さをキープできます。

ホワイトニングの値段の相場

歯科医院でのホワイトニングは、保険適用ができないので自費負担となります。歯科医院によって値段は異なりますが、相場は1回あたり1万5千円~5万円です。
格安でホワイトニングをしてくれる歯科医院もありますが、ホワイトニング効果が薄かったり、アフターケアがなかったりすることがあります。
さらに、虫歯や歯周病があるとホワイトニングの前にそれらの治療をしないといけません。虫歯や歯周病の治療は保険が適用できます。
様々なホワイトニングプランがあり、歯の状態によってもすぐにホワイトニングが出来るか分からないので、まずは歯科医院でしっかり相談しましょう。

ホワイトニングを受ける際の注意点

虫歯や歯周病が見つかった場合は、その治療が優先になりホワイトニングは後回しになります。ホワイトニングで通院している間は虫歯治療ができず、虫歯が進行してしまうかもしれません。しかもホワイトニングの薬剤が虫歯にしみる可能性もあります。歯周病もホワイトニング薬剤が刺激になり悪化する可能性があるので、どちらも先に治療しましょう。

 

以上、歯科医院でのホワイトニングの流れ・相場・注意点をお伝えしました。
保険適用外なので値段は他の治療より高いですが、歯科医院に行くことで虫歯や歯周病などの早期発見にも繋がります。ホワイトニングの流れもご紹介したので、不安も解消されたのではないでしょうか。
結婚式などの行事があるからすぐにホワイトニングをしたい!と歯科医院に行っても、歯の状態によってはすぐにホワイトニングを受けられない場合もあります。通う際は日数に余裕をもって通いましょう。